「0円副業のススメ」の内容は？感想・レビュー紹介！

今回お届けする書評は、「０円副業のススメ」クリス・ギレボーの著書です。誰しも、好きなことをしてもう少し収入が増えたら良いな～と思ったりしますよね。この本は、そんな方に何かしらのアイデアをもたらす１冊となっています。

０円副業のすすめ　小さなアイデアが収入に変わる27日間マニュアル（クリスギレボー著）の内容は？

一般的な副業のイメージってどんなものでしょうか？

会社勤めなどの本業の他に、休みの日や業務後の時間にすることが基本となりますので、アルバイトや内職的な仕事が多いのではないでしょうか。

クリス・ギレボーの提唱する副業は、ちょっと違います。既存の仕事に自分を当てはめるのではなく、自分のアイデアを収益化していくことを目指します。なので、好きなこと・やりたいことを副業のアイデアとして生み出し、どうやってそれをお金に変えていくかを考えます。

例えば、魚の飼育日記をウェブサイトに書いていて、そこに水槽のアマゾンへの商品リンクを貼った事例。それだけで、後は放って置いても毎月３万、７万円と入ってくる事例が紹介されていたりします。

クリスギレボーの著書で「１万円起業」という名著があり、こちらも事例が豊富でしたが、今回もかなりバラエティに富んだ事例が盛りだくさんで、それだけでも価値があります。個人的にも色々な事例が興味深かったのですが、例えばある教師の事例。教科書があっても、それをそのまま教えられるわけではなく、カリキュラム準備に多くの教師が時間を取られていました。そこで、カリキュラム・ガイドブックを作り、ＰＤＦにして販売しました。これは、最初に作ってしまえば、原価は全くかからないので、非常に収益率の高いビジネスです。この事例では教師でしたが、他の職業でも、この方法はいくらでも応用が効くと思います。

さて、本書の内容としては、前提にあるのは下記です。

・会社員のまま始められる

・貯金がなくても大丈夫

・特別な資格や経験はいらない

初期投資にあまりお金をかけず、つまりリスクを取らないで初めていこう、という趣旨です。その副業のアイデアを２７日間で実現していこう、という内容になっています。しかも、２７日間というのは連続でなくても良いようで、週５日でトータル５週間のプログラムになっています。

１週目：アイデアで武装せよ

２週目：ベストなアイデアを選び出す

３週目：スタートに向けての準備をしよう

４週目：あなたのアイデアを世に出すときがきた

５週目：再編と改良

このステップに沿って、実際に頭と手を動かしてみると良いと思います。誰にでも、好きなこと・興味のあること・ハマっていたこと・人よりちょっと詳しいことってあると思うんです。それを、どう実行していくか、だけではないでしょうか。

クリスギレボーの本やブログもご紹介

さて、著者のクリス・ギレボー氏ですが、なんと会社勤め経験はゼロ。ずっと自分のビジネスをやってきた人で、しかも世界中でです。ワールドワイドなノマドワーカーなのです。彼にとっては当たり前であることを、初心者にもわかりやすく説明してくれるのがありがたいです。

ちなみに、こんな人で、なんというか意外と普通な見た目です。ギラギラしている感もなく、インテリっぽいわけでもなく、本当にどこにでもいそうな感じ。

彼の著書と最初に出会ったのは、この１冊でした。起業関連の本の中でも、非常にそのハードルを下げてくれる内容で、驚きました。

「1万円起業 片手間で始めてじゅうぶんな収入を稼ぐ方法」

ちなみに、こちらは漫画版もでています。なかなか売れた本ですが、個人的にも相当な影響を受けました。少なくとも、2014年当時の私にとっては、資本金がなくても、会社を作らなくても、自分で稼ぐことはできる、という点で学びが大きかったように記憶しています。

その他には、『常識からはみ出す生き方 ノマドワーカーが贈る「仕事と人生のルール」』、「その仕事でいいのかい？ (T’s BUSINESS DESIGN)」、「自分再起動」、といった書籍が出版されています。

彼のブログでは、もっと多くのサイドハッスルの事例が紹介されていますので、興味があればのぞいてみても良いかもしれません。

クリス・ギレボーＨＰ

やはり、時間にも場所にもしばられずに働きながら生きていく、そのライフスタイルは「週4時間だけ働く」にも通ずるものがあります。いやあ、憧れます。

０円副業のススメの感想・レビューは？サイドハッスルのすすめ

なんとですね、アマゾンレビューが全然ないんですよね。良い本なのに、あまり読まれていないんですかね？不思議です。タイトルも良いと思うんですが、表紙のデザインとかイマイチなのが原因なのかもしれません。

私の感想としては、読んで良かった！と思いますし、副業だったら、どんな人にもお勧めなので、ぜひ皆さんに一読してほしいです。

それにしても、良い時代になりましたよね。この本で紹介されていることが実現できるというのは、色々なネットやツールが無料だったり、安価だったりするからですよね。10万円程度のパソコンと月数千円のデータ通信料は当然必要ですが、もはやインフラとして、ほとんどの人が持っているのではないでしょうか。それを上手く活用することで、アイデアがお金の形になる、というのは改めてすごいことだな、と思いました。

私自身は、今は好きなお笑いサイトの運営をして、そこにGoogleの広告コードを貼っておくことで、毎月10万円以上が振り込まれてきます。これも最初は信じられませんでしたが、今や当たり前に感じてしまっていました。

改めて、感謝の気持ちを確認しつつ、多くの人が自由に生きていけることを願っています。